やつれない食べ方
お肌のはりつやがなくなり、しわっぽくなると、急に老け込んで【やつれた感】が出てしまいます。
これはお肌の材料となるたんぱく質の新陳代謝がうまくいってないから。改善するには、たんぱく質を多くとることではなく、たんぱく質を消化吸収できる力を付けることが大切です。
やつれ老けの方生活習慣
▢1日の摂取カロリーは基礎代謝以下
年齢とともに食事量を減らすと内臓の消化吸収力も衰えます。
せっかく栄養価の高いものを食べても吸収できないと、新陳代謝のサイクルが乱れてお肌のハリにも影響大。
▢たくさん食べたいのに食べられない
平均的な1食分が食べきれず、食が細くなってきているなと感じる人は消化吸収する力が落ちている証拠。せっかく摂った栄養素を体の中で処理できていません。
▢よく噛まない
カレーや麺類など噛まずに済ませるものばかり食べたり、あまり噛まずに急いで食べたりしないで!消化酵素の分泌が少なくなるため、消化するときに体には負担が大きくなります。
▢便秘や下痢をよくする
いずれの場合も、腸内環境を良くする食べ物の摂取が少ないだけではなく、悪玉菌の材料になるたんぱく質を摂りすぎている可能性あり。消化吸収できずに栄養不足になるのもお肌には大敵。
食事制限で消化吸収力が低下。新陳代謝のできないカラダに
以前よりも痩せにくくなったと感じた時に、まず食べる量を減らす、低カロリーのものを選んで食べるといったことで帳尻を合わせようとする。
またもとのと食が細い人や、年齢とともに少食になっている人もいると思います。いずれのタイプも、食べる量が少なくて栄養不足に陥り、やつれた印象になります。
やつれ老けを作る負のスパイラル
年齢を重ねて代謝が落ちてきた⇒食べる量や摂取カロリーを減らす⇒内臓が弱くなる⇒消化吸収力が落ちる⇒さらに代謝が落ちる⇒たんぱく質を使えないカラダに⇒やつれ老け
しっかり噛む、ゆっくり食べるが基本
咀嚼をすると消化酵素が出て、消化力が高まる。
脳が食べていることに反応してヒスタミンを分泌、満福中枢を刺激して食欲が抑えられる。
代謝をつかさどるホルモン、レプチンが正常に働いて消化吸収がスムーズになる。
よく噛んで食べるコツ
・一口20回は噛む・固形の食事をとる・飲み物は遠く置く・箸はマメに置く
食べても使い切れる体に必要な1500㎉
・内臓を適度に使って消化吸収力を落とさない
・たんぱく質を消化吸収出来るカラダにする
・コラーゲン・骨の入れ替わりを上手くできるようにする。
・たんぱく質の分解を助ける食材をチェック
・消化に欠かせない消化酵素は、たんぱく質でできている。
・たんぱく質を分解する消化酵素が入っている食材がおすすめ。
・果物やクエン酸類を少量でも毎日摂取する。
・レモン果汁・梅干し・大根・麴(塩麴)・まいたけ・酢 大根おろしはおすすめ!
腸内環境を整える
・食後にげっぷやおならがたくさん出る、お腹がすぐに張ってしまう、ガスがたまりやすいのは、腸内環境が乱れているから。
・SIBO(シーボ小腸内細菌増殖症)かなと思ったら、食物繊維、発酵食品をやめてみる。便秘・下痢を解消はマスト。
・たんぱく質の摂りすぎは、大腸内の悪玉菌のエサになる。
腸内環境を守るためにすぐできる事
・たんぱく質の摂取量は、体重×1~1.5gが目安。
・善玉菌のエサになる水溶性食物繊維やオリゴ糖を摂る。
・良い菌を含む発酵食品や乳酸菌飲料などを摂る。
腸内環境をアップするために
1.悪玉菌を増やさない
たんぱく質を摂りすぎない⇒悪玉菌のエサになる。摂取の目安は体重×1~1.5g。これでも調子が良くならない場合は、減らす。加工食品を避ける⇒添加物などが悪玉菌のエサになる。
2.善玉菌を増やす
プレバイオティクスを摂る=善玉のエサになる食品
⇒水溶性食物繊維(ごぼう、キノコ、海藻、芋類)オリゴ糖(はちみつ)
プロバイオティクスを摂る=体に良い菌を含む食品
⇒発酵食品(納豆、みそ、キムチ)乳酸飲料、ヨーグルト
SIBOが疑われる場合は、プレ、プロバイオティクスの摂取は避ける。
消化吸収がうまくいったら、仕上げは排泄がスムーズにいくことが大事。これによってエネルギー代謝もたんぱく質代謝もよくなり、食べ物をエネルギーに換えてはつらつと動けるように。
さらに筋肉や骨、細胞、肌の生まれ変わりのサイクルも整うことで、ハリのある見た目を維持できるのです。
代謝の最終関門を突破できるかは、大腸の腸内環境のよしあしで決まります。